PSYCHO-PASS TEXT

アニメ PSYCHO-PASS(サイコパス)について、自分なりに考えたことを綴るブログに変更しました。

公安局刑事課のメンバーの人生がハードモードすぎる

※スピンオフを含めたバレがあります。

 

狡噛慎也

同僚の佐々山を殺害される。

潜在犯→執行官になる。

槙島を殺害したことで日本にいられなくなり、海外へ逃亡。

 

常守朱

親友と祖母を殺害される(常守はおばあちゃん子)。

尊敬していた狡噛が槙島を殺害し海外へ逃亡。

気を許していた東金が裏切り者だったことが発覚。

 

宜野座伸元】

子供の頃、父親の征陸が潜在犯となり、ひどい差別をうける。

母は死別。

唯一無二の親友で同僚だった狡噛が潜在犯→執行官になる。後に海外へ逃亡。

執行官だった征陸が自分をかばって殉職。

自身も潜在犯→執行官になる。

かつての同僚で友人の青柳が殉職。

 

【六合塚弥生】

レジスタンスを起こそうとして、

最終的に海外へ逃亡しようとしていた元恋人をエリミネーターで執行。

 

【縢秀星】

5歳で潜在犯認定。それ以降は執行官になるまで外に出られなかった。

シビュラの正体を知ることになり、デコンポーザーで殺害。

 

【征陸智己】

潜在犯→執行官になる。ほどなくして愛する妻と死別。

息子からは侮蔑される(でも本当に嫌われていたのではなかった?)

息子を守ろうとして殉職。

 

【霜月美佳】

親友が殺害される。

(なお、親友に危険だと忠告しなかったからだと自分を責める)

東金に利用され、常守祖母殺害に加担する(居場所を調べた)。

 

【青柳理彩】

恋人だった執行官が逃亡しようとし、自らエリミネーターで執行。

ドミネーターがきかない相手に自分の正義を貫くために攻撃(殺害?)しようとし、

犯罪係数がover300になりエリミネーターで執行される。

 

 

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次は須郷・雛川が危険そうですね・・・。

PSYCHO-PASS GENESIS 1 (サイコパス スピンオフノベライズ)-概要-

西暦2080年、征陸智己は未解決事件を担当する特命捜査対策室に配属された。

そこで征陸は一人の男、第二の父と呼べる存在となる八尋和爾と出会う。

対策室のメンバーである結城と斉東と共に、事件を解決していく征陸だが

やがて、実父が巻き込まれ亡くなった未解決事件「ノナタワー落成式襲撃事件」の

主犯格の男の存在にたどり着こうとしていた。

劇場版 PSYCHO-PASS -感想-

劇場版サイコパスは一期の続編というより番外編のような話だっ。

 

一期最終話で狡噛が海外への逃亡を示唆したシーンがあったのだけど、

狡噛が反政府軍に協力しているのは少し驚いた。

もっとも、日本以外の世界は情勢が安定していなくて、

己の身を守るために流れて行き着いた先がたまたまそうだったんだと思う。

 

1係で密入国のテロリストと戦うシーンは、

それぞれのメンバーがたくましく成長したなあと感慨深かった。

特に宜野座に関しては、二期を見てない人だと一瞬誰だかわからないほど

スタイリッシュで華麗なアクションをしていた。

 

常守は友人の佳織がシビュラシステムが選んだ相手と結婚し、

嬉しい反面、野放しに喜べない姿を見せ、

まるで常守の未来に明るさがないことを示唆しているようでつらかった。

だから、狡噛と再会した後は心なしか表情や言動が素の自分に戻っているようで、

見ていてほっとしたことはよく覚えている。

 

サイコパスでは対比やループがよく見られるが、

常守と狡噛ってやっぱりセットなんだよなって思う。

でも1係に戻ると常守と宜野座がセットになる。

常守と狡噛だと、

いつも一歩前に出てしまう狡に遅れまいと必死にくらいつく常守という感じで、

常守と宜野座だと常守の一歩後ろに下がりついていく宜野座という構図が浮かぶ。

常守が信念を曲げず肉体的に成長した反面、

狡噛は肉体の強靭さがやや増していたが中身は変わっていないままだった。

そこに肉体も心も成長した宜野座と3人の対比は面白かった。

やはりサイコパスにおいて狡噛常守宜野座の3人の存在はかかせないだと思う。

 

あと、常守がタバコの煙をまだたいていたのに驚きました。

視聴者によってはこの行動が

狡噛に対する思慕や、

自分に与えてくれたものを忘れないようにととらえられるかもしれませんが、

私はその行動が狡噛を引きずってるようで少しネガティブに見えました。

常守は、過去の人間を忘れないけれどひきずるタイプでもないように

私は捉えているのですが、

それだけ狡噛をとめられなかった後悔が彼女にとって大きかったのかなと。

宜野座にもたぶんそう見えていて、だから狡噛に

「これ以上、彼女に重いものを背負わせるんじゃない」と

言ったんじゃないかと思っています。

 

狡噛本人も、佐々山を忘れないためにすっていたタバコは未だに吸い続け、

槙島の幻影まで見てしまっている。

狡噛は自分の行いに蹴りをつけたようで、

ただ背負い込んでしまったのではないかと思っています。 

 

 

物語はゲリラと対峙して戦い、途中政府軍に裏切られながらも

間一髪のところで1係が救援に来る。

 

終盤のみどころのひとつは、狡噛と宜野座の共闘。

印象的だったのが

宜野座がゲリラであるデスモンドに「投降しろ」と呼びかけるのに対し、

狡噛はデスモンドを躊躇なく殺害する。

日本の警察官である宜野座と、兵士とも言える狡噛。

一期で袂を分かちてしまった二人の生き方が対比されていると思った。

 

また、常守がハン議長もといシビュラシステムに「歴史に敬意を払いなさい」と

言うシーンで彼女は、

シビュラシステムの未来を日々模索してるんじゃないかと思った。

シビュラシステムがない未来や、

ありつつも潜在犯の待遇が改善され、人が自分の意思で行動を起こす未来。

未来を考える上で過去を、歴史を振り返るというメッセージは私はすごく心に残った。

 

 劇場版はすごく面白かったです。

ブルーレイはさっそく予約し、また見られるのを楽しみにしています。